汽水湖へ、生き物をすくいに

shortbread5122010-02-28

津波注意報やらオリンピックフィギュアエキシビションやら考慮すべき事柄がいくつかあったにもかかわらず、今日を逃したらもう行けまい、ということで、市内にある(といっても40kmほど離れている)湖にある漁港へいってきた。
目的地にたどり着いた頃、息子が車酔いで(親子して乗り物に弱い・・・)ダウン。
ただで引き返すのは無念すぎる、と、生き物すくいをしている人々の様子をうかがって(「おじさん、たくさんとれた?」的に)場所とお道具を拝見。これは、くる途中にあったホームセンターでタモ網を買ってこないとだめね。ちなみに家から持参したのはひしゃくとざる。全然湖面に届きません。
息子をなだめつつ、娘をなだめつつ、10kmほど戻った町でランチ。
ナチュラル系雑貨好きにはたまらない内装(白ペンキぬってサンドペーパーで少しこする的な)&インテリアのお店、こんな小さい町にこんなおされなカッフェーがあったとは、と驚きながら牡蠣フライ丼をいただく。美味。
子供もさっきまでグロッキーだったのが、お店に着く直前にマーライオンしてすっきりしたのか、カレーをそれぞれ1人前、もりもり食した。顔色もいいし、これならリベンジできるかも、とふんだ。
気を取り直して、ホームセンターでタモ網とフタ付きバケツを購入し、いざ湖へ。
さっきとは違う顔ぶれだけど、7〜8人のおじさんたちと家族連れがまだすくっていた。
買ってきたばかりの網とバケツを持って、いざ生き物すくい!
となりですくっていた家族連れのお父さんに、見えますか?とか、だいぶ粘りました?とかいろいろ訪ねつつ、お目当ての生き物を探す。
青黒い湖(といってもほとんど海)の水面を、じっとみつめる。
いたか!とすくうも、ゴミだったり、クラゲだったり、エビだったり。
そうこうしているうちに、始めてから7〜8分ではじめの1匹をゲット!
網にかかったその生き物は、すきとおったナメクジのよう。
バケツに放すと、しずんでいく。死んでる?と思ってしばらく見ていたら、例の愛らしいはばたきをしながら上がってくる。
やった〜。
そのうち、だんだん見分けがつくようになってきて、順調に6匹ほどゲット。
娘の同級生ファミリーも現れたりする。
津波注意報が出てますから、気をつけてねーといいにきたおまわりさんも、生き物すくいを興味深げに見ている。


9匹捕獲した段階で、体の冷えが気になり出したので、引き上げることに。
親しげに話しかけてきていた地元のおじさんが、「これもっていきな〜」とクラゲをくれた。
帰る途中でコンビニによって温かい飲み物とおやつを仕入れて、飲みながら食べながら自宅までのドライブ。
途中で、二人とも夢の国へ〜。

帰宅して、ペットボトルとフタ付きバケツにくんだ海水はベランダへ、生き物は蜂蜜やジャムの瓶にうつして冷蔵庫へ。
岸壁で必死ですくっている間はじっくり見る余裕なんか全然なかったけど(写真も撮れなかった・・・)、落ち着いてゆっくり観察したら、やっぱりかわいい〜〜〜。和む〜〜。
どのくらい生きられるかわからないけど、しばらくは冷蔵庫を開けるたびに和みそう。
って、冷蔵庫に食品と生き物が一緒に入っているっていうのはどうなんでしょ・・・。
職場の先輩に話したら、きもちわりぃ、と言われました。
考えようによってはそうかもね。

今回はダンナは全く行く気なし(寒がりのインドア派)だったので、母子3人でのお出かけ、途中いろいろあったけれど、なかなか楽しい1日だったな〜〜。
今年はたぶんもう行かないだろうけど(あ、海水調達にはいくかもしれん)、来年もまたやってみたいな。